地域の社会資源をつないでささえあうしくみを創りたい
全国の“10年先”~利根沼田地域の高齢化率~
利根沼田地域の高齢化率は全国平均を上回り続け、常に10年“先取り”している状況です。公共交通機関も限られた地域にしかなく、また雪深い山間部もあり、高齢者が地域で暮らし続けるための地域課題はすでに枚挙にいとまがない状況です。
足腰が弱くなって、電球交換や雪かきができない、自由に買い物に出かけられない…など、高齢化が進む利根沼田地域の人たちの不安は尽きません。
住民との対話により生まれた「ささえあい」活動
NPO法人手をつなごうでは、平成28年から30年にかけて「ひと・まちづくり講座」をワークショップ形式で開催し、地域住民といっしょに、利根沼田地域に“あったらいいな”と思えるものと、それを創るための協働のしくみを検討しました。
そして、熟考を重ねて誕生したのが「お助け隊のいる利根沼田わがこと・まるごと相談所」と「気軽に外出できる移動支援」です。
どこに頼んだらよいかわからない・自分では解決できない日常生活の困りごとをまるごと相談所が“ワンストップ”で受け止め、お助け隊の企業や団体・個人、相談所の相談員が解決に向けてさまざまに働きかけます。その働きかけの一つとして、タクシー会社と連携した移動支援事業を展開します。
住み慣れたまちで、暮らし続けるために
地域住民とともに創り出した「ささえあい」のしくみを、みなさんと一緒に創り上げていきたいと思っています。
年々暮らしにくさを実感し、困りごとを抱え込んでしまっている人たちに、一人でも多く、このささえあいの情報が届きますように。
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