助成事業の概要
今までのつながりを大切に
前橋市青梨子町にある、親子の居場所「子育てと仕事楽しむママの家」。
今まで、この居場所では、一汁一菜交流、ランドセルや古着などのリサイクル、手芸などの手仕事、味噌づくりなどのワークショップ、NPOのフリーペーパー折り作業など、できる人ができることをしながら”持ちつ持たれつ”のつながりを紡いできました。
感染症流行下であっても、そのつながりを大切にしながら、できることを見つけて動き出しています。
たとえば「生活困窮家庭への食品支援」。
声高に「支援」を表に出して受援者を募るのではなく、あくまで今までの”つながり”の中で困りごとの声を紡いでいきました。
その声をもとに、食品や寄付金を募集。ニーズを満たす適量の物品寄贈を受け、不足する物資があれば寄付金を使って購入し補う”循環型”の支援です。
食品を受け取りに来た人たちの声
「以前、味噌づくり交流にも参加し、楽しかったです。」
「リサイクル品を提供するときもあるし、今回のように食材を助けてもらうこともあります。」
「(食材をもらうだけでなく、)フリーペーパーを○○公民館に置いてもらえるよう持っていきます。」
「ランドセルリサイクルでもお世話になって、本当に助かっています。」
「ここに来ると、他の支援の情報ももらえて、つながっていきます。」
“持ちつ持たれつ”の循環型支援
“困り度合い”は人によって異なりますが、Mam’s Styleでは、形の違う困りごとを柔らかく受け止め、適度な距離感でさりげなくつないでいる…”循環”という思想が、単にリサイクルというだけでなく、恩送り的な人と人とのつながりにも反映されているのでしょう。
感染症流行の生活への影響は、長引くほどつらく、出口が見えづらくなります。
特に、援助を受け続ける”一方通行”な生活ほど、出口が遠く感じられるのではないでしょうか。
Mam’s Style の循環型支援は、持ちつ持たれつのなかで自分の役割を見出せる、まさに”居場所”支援なのだと思います。
共同募金はこれからも、地域の課題に気づいて動き出す人たちを、応援していきます。
Mam's Style 桜井理事長の「ありがとう」
助成先情報